皆さんは『VHSの2025年問題』というのをご存知だろうか。
これは、VHSテープの劣化により記録された映像が再生できなくなってしまう可能性が高まる問題のことである。
VHSデッキの生産は終了しているので、そもそもビデオデッキやビデオテープ自体知らない世代の方もいるだろう。
VHSテープの寿命は大体20〜30年らしいので、1990年代に普及し、家庭で使われていたビデオテープの耐用年数を迎えるのがまさに今という訳なのだ。
昔は子どもの運動会にビデオカメラを持ったお父さん・お母さんをよく見かけたものだ。
今はスマホで写真も動画も可能だが、デジカメや一眼レフ、ビデオカメラが主流の時代もあった。
最近ニュースで見たのだが、この『VHSの2025年問題』を受けて、ダビング代行業者に駆け込む人が増えているらしい。
自身でデジタル化する方法もあるが、VHS世代は若い人より高齢の人が多いと思うので、DVDやパソコンにデジタル化をすることが難しい場合にそういった代行業者が利用されているのだろう。
自分の結婚式や子どもが産まれた時の映像など、祖父母世代にとっては懐かしい思い出がたくさん残っているに違いない。
前回のブログで家族のルーツについて書いたが、家族が集まった時に昔の映像を観ながら思い出話に花を咲かせるのは実に素敵なことではないだろうか。

かくいう私も結婚式の映像はビデオテープに残している世代なので、またいつか思い出を振り返ってみたくなった時のために、デジタル化を考えている今日この頃だ。