- 人生の意味を見つけ出すこと
- 自・他を許し、許し合うこと
- 「ありがとう」を伝えること
- 「愛しているよ、大好きだよ」を伝えること
- 「さよなら」を告げること
死の間際に人は何を成し遂げようとするのか?
ホスピス医のスコット・エヴァリィは、終末期における人の魂の働き方について、5つのテーマにまとめています。
「さよなら」を告げることについてですが、人生には終末期における『大きなさよなら』だけではなく、私たちには毎日の生活の中で様々な『小さなさよなら』があります。
私の場合、夫を仕事に送り出す時が『小さなさよなら』です。
「行ってらっしゃい」と送り出したあと、もしかしたら通勤途中に事故に遭うかもしれません。
このように学校や仕事に出かける時、また遊び終わって家に帰る時など、人は『小さなさよなら』を繰り返しています。
小さな子供にとっては、親がトイレに行くことさえ『さよなら』になるのです。
子供に対し「おトイレに行ってくるけど、すぐに戻るからね」と丁寧に説明することが、いつくるか分からない最期の時に備える大切な準備の積み重ねになります。
普段、当たり前のように生活していますが、終末期でなくとも人の人生はいつどうなるか分かりません。
そのことを頭に置き、毎日を大切にしたいですね。