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*続・夫婦について考える

明日は11月22日『いい夫婦の日』ですね。

去年の今頃も夫婦についてブログを書いた記憶がありますが、一年というのは本当に早いです。

これは年齢を重ねるにつれ、ますます早く感じるようになった気がします。

最近些細なことで夫と少し喧嘩気味になったので、改めて夫婦について考えてみました。

皆さんは「男性脳」「女性脳」という言葉を聞いたことはありますか?

特徴としては、結果重視な男性脳に対し、プロセス重視の女性脳。

会話ひとつとっても解決策を求める男性脳と、共感を求める女性脳では目的がずいぶん違ってきます。

脳全体の構造に性差はないとされていますが、これらは遥か昔、狩猟をしていた頃、獲物を捕え家族に食べさせることを一番に考えていた男性は目的達成を重視し、ひとつのことに特化して取り組む傾向があるとされています。

一方女性は集落内で協力し合って子育てをする中で、周りとの共感や共有が重要視されてきました。

こうしたことから子育てや家事を並行してできる能力が発達し、周りの変化などを敏感に察知する能力も長けているのです。

しかし近年の研究では、「男性脳」「女性脳」という単純な二元論では説明できないとも言われています。

確かに、多様性が謳われるこの時代に「男性だから」「女性だから」というのは少し遅れていると思います。

男性でも女性的な特徴や考え方が見られることもあるし、またその逆も然り。

男性の方が家事が得意な夫婦もいるだろうし、女性に家のことを全て任せてしまう時代は終わろうとしています。

とは言え、私の年代では昔の名残か、奥さんが働いていても子育てや家事の比重は女性の方に重くのしかかっているのが現実です。

そして夫婦で長年連れ添っていると「ありがとう」や「ごめんね」の言葉が少なくなってきていると思います。

多分、他人に対してなら”してくれて当たり前”とか”言わなくても分かってくれるだろう”とは考えないでしょう。

そもそも夫婦も元は赤の他人。

そんな二人がうまくやっていくためには、相手のことを思いやり、感謝や謝罪をきちんと口にすることが大切だと改めて思いました。

終活もそうです。

自分の希望や思いは言葉にしないと周りには伝わりません。

こちらがいいと思ってしていることも、相手にしてみれば迷惑なことかも知れません。

11月30日は『人生会議の日』です。

この機会にこれからのことについて、パートナーや家族と話し合ってみませんか?