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*こんな時は・・・
[ケース1] 心配を減らすために
普段の生活を奥様に任せきりだった70代の男性は、突然の別れだったこともあり、奥様が亡くなった当時は大切な印鑑などの置き場所をはじめ、家の中のことが何も分からず大変困ったそうです。
その時のことを思い出し、自分の子どもに同じ思いをさせてはいけないと考え、終活ライフケアプランナーに相談しました。
普段は面と向かって話せない子どもに自分の気持ちをエンディングノートに書くことで今後の心配が減りました。
[ケース2] 家族+プランナーでつなぐ
50代の娘さんは離れて暮らす80代の両親のことが心配で終活ライフケアプランナーに相談しました。
親子でゆっくり会話する時間が取れない中、娘さんに代わってプランナーがご両親の心配事などを聞き、親御さんの希望することをエンディングノートに記載するお手伝いをしました。
普段のかかりつけ医から、もしものときのことまで、エンディングノートによって親子の距離を縮めることができたそうです。
[ケース3] お互いのことを考える
子どもがいない40代のご夫婦は、どちらかが先に亡くなった時のことを考えて、もしものときのために終活ライフケアプランナーに相談しました。
エンディングノート作成の他に、弁護士さんを紹介してもらい、お互い遺言書を書いておくことで安心して生活されています。
これらはほんの一例ですが、ROLLでは終活に関するご相談をお待ちしています。
「まずは終活について知りたいな」という方には終活セミナーも実施しておりますので、ご夫婦・お友達同士などお誘い合わせの上、2名様より参加可能です。
コーヒーでも飲みながらゆっくり人生を振り返ってみませんか?
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*認定いただきました
昨年末に申請していた『あったかビジネス』の認定をいただきました。
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*どうする?デジタル遺産
故人のスマホやパソコン内にある画像や文書、連絡先などのデータやインターネットのアカウントなどをデジタル遺産という。
今や1人1台はだいたいの人が持っているであろう携帯電話。
きちんと管理できているだろうか。
もしあなたが亡くなった場合、スマホのロック解除ができなければ友人知人の連絡先などが分からず、家族は周囲に葬儀の連絡ができないという事態になる。
今は昔と違い、写真も紙焼きせずスマホ内に保存している人も多いだろう。
遺影を探す際に、良い写真が見つからないというケースもある。
いざという時に家族が困らないようにデジタル遺産の取り扱いについて生前から準備しておくのが『デジタル終活』である。
こんな記事を読んだ。
身内が亡くなり、遺品の整理をしていた時にサブスクの動画配信サービスの引き落とし明細が見つかり、解約しようとサブスクの会社に問い合わせたが「パスワードが分からないとできない」と言われた。
そもそもパスワードが分からないから困っているのである。
この方は明細からサブスクの加入を知ることができたが、加入していることを知らなければずっと料金を引き落とされることになる。(引き落とし口座が凍結されたら自動的に利用停止になることもあるようだが)
エンディングノートには自分のスマホのIDやパスワード、加入しているサブスクなどの詳細を書いておくべきである。
逆に言えば、スマホやパソコンのログインパスワードを残すだけでデジタル遺産に関する問題のほとんどは解決されるという訳である。
パスワードが分からない場合、専門業者に依頼することもできるが、20万〜50万という高額な費用がかかるらしい。
しかも個人業者にロック解除を依頼すると着手金を請求され、結果的に解除されるどころか初期化されて戻ってきて泣き寝入りという最悪なパターンも考えられる。
自分が亡くなった後、家族に無駄なお金を使わせないためにもパスワードなどを書き残して保管しておくことが重要である。
とはいえ、スマホやパソコンはプライベートなツールのため、誰にも見られたくないデータもあるだろう。
そういう場合は「見ないでほしい」という意思表示を残しておき、そのメッセージ通りにしてくれるような人間関係を生前から築いておくことも終活のひとつなのかも知れない。
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*終活に必要なエンディングノート
最近では様々な種類のエンディングノートが書店や文房具売り場で販売されています。
自分に合うものを探してみるのも楽しいかも知れませんね。
タイプ別に分けると、じっくり書きたい人は充実した関連コラムや年表がついているものがオススメ。
自分に関する情報を伝えたい人は、自分史が書けたり記入項目が細かいものが良いでしょう。
思いを伝えたい人は、フリースペースが広かったり意思表示項目が具体的に書けるもの、またメッセージ欄がたくさんあるものがいいと思います。
とりあえず気軽に始めたい人は、値段が安かったり質問形式になっているものを選んでみてはいかがでしょうか。
エンディングノートは遺言と違い、書き方にルールはありません。
一気に全てを書き込む必要もありません。
書けるところ、書きたいと思うところから書き始めてみましょう。
気持ちが変われば何度でも書き直してOKです。
まずは自分にとって優先順位の高い項目から書いておいてください。
例えば医療や介護に関すること、緊急時の連絡先などです。
緊急性が高く、目に触れるところに置いておきたいページはコピーなどして、電話や玄関の近くに置いておくことで家族や周りの人に見つけてもらいやすくなります。
エンディングノートを書き記していくと、自分を客観的にみることができます。
自分の過去を振り返ることで何に喜び、何に悲しみ、何に腹を立てたかを思い出していくうちに自分の人生の意味や発見があるはずです。
何となく不安に思っていることが明確になり、これからやるべきことが見えてくると思います。
ROLLでは個別相談をご予約いただいた方に、初回特典としましてエンディングノートをプレゼントしています。
なかなか一人では始められない終活。
一緒にエンディングノートを作成してみませんか?
心身ともに余裕があり、自分の意志を自分で伝えられることができるうちに書くことが大切です。
また、せっかく準備したエンディングノートが無駄にならないよう、作成していることを家族や周囲に伝えておくことも大切です。
亡くなって数年後に遺品整理をしていて「エンディングノートが見つかった」というようなことを避けるためにも対策を考えておきましょう。
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*終活をカジュアルに、身近なものに
いきなりですが、 ROLLの理念です。
「終活」と聞くと色々準備したり考えなくてはいけないので、なかなか一人では始めるきっかけが掴めない方も多いと思います。
ROLLは、終活に迷いがある方や家族と話し合いができていない方のご相談をお待ちしています。
雑談でも大歓迎です。
口に出して言葉にすることで自分の本当の気持ちに気付くこともあります。
一緒にエンディングノートを作成しませんか?
エンディングノートは一度書いたら終わりではなく、何度でも気軽に書き直すことができます。
今現在思っていることと、例えば10年後だったら考えも変わることがあるでしょう。
そんな時も直ちに修正できるような長期的な関係性を築きたいと思います。
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*a happy new year
皆様
あけましておめでとうございます。
ROLLは明日、1月4日(土)より通常営業となります。
終活相談、喫茶ともに本年もよろしくお願い致します。
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*今年を振り返って
今年最後のブログとなりました。
皆さんはどんな一年だったでしょうか。
新年を迎えた時に今年の目標を立てられた方もいると思います。
達成できましたか?
年末の大掃除もそうですが、一気にやろうとしても気持ち・体力ともに続かないものなので前もって計画を立て、少しずつクリアしていくことが大切ですね。
終活もそうです。
終活と一言で言っても、すること・考えることはたくさんあります。
突然予期せぬ出来事が訪れた時でも慌てなくて済むよう、気になっている方は今のうちから始めておきましょう。
私の2024年は終活ライフケアプランナーの資格取得に始まり、相談場所の改装や、プランナーとして活動するための準備の一年でした。
私の仕事を知ってもらい、終活をもっと身近なものにするのが私の来年の目標です。
皆様、良いお年を・・・
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*おじいちゃんの近況報告
先日、祖父の面会に行ってきました。
私と母は月に1〜2回ほど祖父が暮らす施設に会いに行っています。
面会は割と自由で、自宅からもそんなに遠くないので助かっています。
先月会いに行った時はハロウィンパーティーをした時の写真を見せてくれたのですが、そこに写る祖父は「満面の笑みとはこのことか!(笑)」というぐらい今までに見たことのない、本当に楽しそうな表情でした。
元々人の集まる所が好きな祖父だったので、今の生活は一人で家にいた時よりいいのかも知れません。
高齢者の一人暮らしは寂しいものになりがちですが、季節のごとのイベントなどに参加している祖父は「今」を楽しめているような気がします。
今回会いに行った時も、面会室に飾られているポインセチアを嬉しそうに指さして私と母に見せてくれました。
家族だけでは解決できない介護の場面でお手伝いしていただける施設の方々には感謝しかありません。
今年無事90歳を迎えたおじいちゃん、これからも長生きしてね。
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*生前整理その2
前回に引き続き、生前整理のお話。
今回は子が親の整理を手伝う場合の流れと仕分け区分を書いておきます。
まず、本人にとって大切なものの確保です。その中でも
“絶対になくしてはいけないもの”(通帳や権利書等)
“解約時の手続きが必要なもの”(カード類)
“高級品”(宝石・時計・絵画・骨董品等)
に分けましょう。
次に、本人と相談してから決めるものを分類します。
“思い入れが強いもの、思い出の品”(写真等データ化も考慮)
“誰かが引き取って使用したいもの”(食器や家電等で親がすでに使用していないもの)
“今後も本人が生活に使用したいもの”(使用中の衣類や車いす等)
ここから仕分け作業を始めます。
「必要なもの」「保留して考えるもの」は箱に仕舞ったり、ひとつの部屋にまとめておいたりします。
「不要なもの」に関してはリサイクル(リサイクルショップやオークション)に出したり、人に譲ることを検討してみましょう。
廃棄処分する場合は、自治体の無料回収や専門業者に依頼します。
『そのうちに・・・』と思っていても、一気にできることではないので、私のオススメは『1日1捨て』です。
財布の中のレシート一枚でもいいんです。
不要なものを1日1個捨てるだけで、月に30個(31個)捨てることができ、スッキリします。
年末のこの時期をきっかけに、不要なものを処分して、スッキリした気分で新年を迎えませんか。
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*生前整理その1
早いもので12月・・・師走ですね。
皆さんは大掃除に取り掛かっていますか?
今回は生前整理のお話です。
『生前整理』とは、いざという時に必要なものがすぐに準備できるようにしておくことです。
年齢を重ねて増えたモノの整理を行い、家の中の動線を確保したり転倒でのケガを防ぐという目的もあります。
ちなみに『遺品整理』とは、亡くなった方が所有していた動産物全般の整理を指します。
一般的には四十九日法要を終えてからと言われていますが、「ご遺族の気持ちの整理がついたら」、「親族が遠方で何度も通えない」など、事情に合わせて行いましょう。
生前整理で不用品の処分が体力的に難しい場合は、子どもを巻き込んで手伝ってもらいましょう。
この機会を利用して、思い出話や財産のことまで想いも伝えることができます。
一気に片付けができない場合は、段ボールなどの箱に「大切」「処分」「保留」など大きく書いておくことで後々整理しやすくなります。