ブログ
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*終活に必要なエンディングノート
最近では様々な種類のエンディングノートが書店や文房具売り場で販売されています。
自分に合うものを探してみるのも楽しいかも知れませんね。
タイプ別に分けると、じっくり書きたい人は充実した関連コラムや年表がついているものがオススメ。
自分に関する情報を伝えたい人は、自分史が書けたり記入項目が細かいものが良いでしょう。
思いを伝えたい人は、フリースペースが広かったり意思表示項目が具体的に書けるもの、またメッセージ欄がたくさんあるものがいいと思います。
とりあえず気軽に始めたい人は、値段が安かったり質問形式になっているものを選んでみてはいかがでしょうか。
エンディングノートは遺言と違い、書き方にルールはありません。
一気に全てを書き込む必要もありません。
書けるところ、書きたいと思うところから書き始めてみましょう。
気持ちが変われば何度でも書き直してOKです。
まずは自分にとって優先順位の高い項目から書いておいてください。
例えば医療や介護に関すること、緊急時の連絡先などです。
緊急性が高く、目に触れるところに置いておきたいページはコピーなどして、電話や玄関の近くに置いておくことで家族や周りの人に見つけてもらいやすくなります。
エンディングノートを書き記していくと、自分を客観的にみることができます。
自分の過去を振り返ることで何に喜び、何に悲しみ、何に腹を立てたかを思い出していくうちに自分の人生の意味や発見があるはずです。
何となく不安に思っていることが明確になり、これからやるべきことが見えてくると思います。
ROLLでは個別相談をご予約いただいた方に、初回特典としましてエンディングノートをプレゼントしています。
なかなか一人では始められない終活。
一緒にエンディングノートを作成してみませんか?
心身ともに余裕があり、自分の意志を自分で伝えられることができるうちに書くことが大切です。
また、せっかく準備したエンディングノートが無駄にならないよう、作成していることを家族や周囲に伝えておくことも大切です。
亡くなって数年後に遺品整理をしていて「エンディングノートが見つかった」というようなことを避けるためにも対策を考えておきましょう。
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*終活をカジュアルに、身近なものに
いきなりですが、 ROLLの理念です。
「終活」と聞くと色々準備したり考えなくてはいけないので、なかなか一人では始めるきっかけが掴めない方も多いと思います。
ROLLは、終活に迷いがある方や家族と話し合いができていない方のご相談をお待ちしています。
雑談でも大歓迎です。
口に出して言葉にすることで自分の本当の気持ちに気付くこともあります。
一緒にエンディングノートを作成しませんか?
エンディングノートは一度書いたら終わりではなく、何度でも気軽に書き直すことができます。
今現在思っていることと、例えば10年後だったら考えも変わることがあるでしょう。
そんな時も直ちに修正できるような長期的な関係性を築きたいと思います。
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*a happy new year
皆様
あけましておめでとうございます。
ROLLは明日、1月4日(土)より通常営業となります。
終活相談、喫茶ともに本年もよろしくお願い致します。
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*今年を振り返って
今年最後のブログとなりました。
皆さんはどんな一年だったでしょうか。
新年を迎えた時に今年の目標を立てられた方もいると思います。
達成できましたか?
年末の大掃除もそうですが、一気にやろうとしても気持ち・体力ともに続かないものなので前もって計画を立て、少しずつクリアしていくことが大切ですね。
終活もそうです。
終活と一言で言っても、すること・考えることはたくさんあります。
突然予期せぬ出来事が訪れた時でも慌てなくて済むよう、気になっている方は今のうちから始めておきましょう。
私の2024年は終活ライフケアプランナーの資格取得に始まり、相談場所の改装や、プランナーとして活動するための準備の一年でした。
私の仕事を知ってもらい、終活をもっと身近なものにするのが私の来年の目標です。
皆様、良いお年を・・・
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*おじいちゃんの近況報告
先日、祖父の面会に行ってきました。
私と母は月に1〜2回ほど祖父が暮らす施設に会いに行っています。
面会は割と自由で、自宅からもそんなに遠くないので助かっています。
先月会いに行った時はハロウィンパーティーをした時の写真を見せてくれたのですが、そこに写る祖父は「満面の笑みとはこのことか!(笑)」というぐらい今までに見たことのない、本当に楽しそうな表情でした。
元々人の集まる所が好きな祖父だったので、今の生活は一人で家にいた時よりいいのかも知れません。
高齢者の一人暮らしは寂しいものになりがちですが、季節のごとのイベントなどに参加している祖父は「今」を楽しめているような気がします。
今回会いに行った時も、面会室に飾られているポインセチアを嬉しそうに指さして私と母に見せてくれました。
家族だけでは解決できない介護の場面でお手伝いしていただける施設の方々には感謝しかありません。
今年無事90歳を迎えたおじいちゃん、これからも長生きしてね。
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*生前整理その2
前回に引き続き、生前整理のお話。
今回は子が親の整理を手伝う場合の流れと仕分け区分を書いておきます。
まず、本人にとって大切なものの確保です。その中でも
“絶対になくしてはいけないもの”(通帳や権利書等)
“解約時の手続きが必要なもの”(カード類)
“高級品”(宝石・時計・絵画・骨董品等)
に分けましょう。
次に、本人と相談してから決めるものを分類します。
“思い入れが強いもの、思い出の品”(写真等データ化も考慮)
“誰かが引き取って使用したいもの”(食器や家電等で親がすでに使用していないもの)
“今後も本人が生活に使用したいもの”(使用中の衣類や車いす等)
ここから仕分け作業を始めます。
「必要なもの」「保留して考えるもの」は箱に仕舞ったり、ひとつの部屋にまとめておいたりします。
「不要なもの」に関してはリサイクル(リサイクルショップやオークション)に出したり、人に譲ることを検討してみましょう。
廃棄処分する場合は、自治体の無料回収や専門業者に依頼します。
『そのうちに・・・』と思っていても、一気にできることではないので、私のオススメは『1日1捨て』です。
財布の中のレシート一枚でもいいんです。
不要なものを1日1個捨てるだけで、月に30個(31個)捨てることができ、スッキリします。
年末のこの時期をきっかけに、不要なものを処分して、スッキリした気分で新年を迎えませんか。
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*生前整理その1
早いもので12月・・・師走ですね。
皆さんは大掃除に取り掛かっていますか?
今回は生前整理のお話です。
『生前整理』とは、いざという時に必要なものがすぐに準備できるようにしておくことです。
年齢を重ねて増えたモノの整理を行い、家の中の動線を確保したり転倒でのケガを防ぐという目的もあります。
ちなみに『遺品整理』とは、亡くなった方が所有していた動産物全般の整理を指します。
一般的には四十九日法要を終えてからと言われていますが、「ご遺族の気持ちの整理がついたら」、「親族が遠方で何度も通えない」など、事情に合わせて行いましょう。
生前整理で不用品の処分が体力的に難しい場合は、子どもを巻き込んで手伝ってもらいましょう。
この機会を利用して、思い出話や財産のことまで想いも伝えることができます。
一気に片付けができない場合は、段ボールなどの箱に「大切」「処分」「保留」など大きく書いておくことで後々整理しやすくなります。
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*11月30日は『人生会議の日』
将来の変化に備え、医療及びケアについて本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援する取り組みのことを『ACD(アドバンス・ケア・プランニング)』といいます。
これは厚生労働省も推奨していることで、『人生会議』とも呼ばれています。
終活とは、人生の終わりに向けて最後まで自分らしくいられるために、元気なうちに前向きに、自分が死ぬまでのことと死んだあとのことを具体的に考え、希望を伝え、準備することです。
早め早めに取り組み、身体も頭も元気なときに希望する医療や介護について家族や身近な人と話し合っておくことはとても重要なことです。
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*夫婦について考える
この時期になると、テレビや週刊誌で”理想の芸能人夫婦”が発表されていますよね。
11月22日が『いい夫婦の日』だというのは、財団法人余暇開発センター(現 財団法人生産性本部)により1988年に制定されたそうです。
この日に入籍(婚姻届提出)される方も多いのではないでしょうか。
ちなみに『よい夫婦の日』というのもあり、こちらは4月22日の語呂合わせからきているそうです。
さて、私も気付けば結婚生活が20年以上になりますが、割と平和に楽しくここまでやってこれました。
夫と親には感謝しかありません。
そりゃあね、たまには険悪ムードの時もありますよ。
仕事で嫌なことがあった時、単に虫の居所が悪かった時など。
そんな時は必要以上に近づき過ぎず、適度な距離感を保つようにしています。
言い合いになっても、根底に相手を思いやる気持ちがあれば夫婦関係だけでなく、友達との友情関係なんかも些細なことで崩れてしまうことはないと私は思っています。
とはいえ、ツーカーの仲になった夫婦でも、心の中の真意までは分かりません。
終活では、自分の思いや希望(意思表示)を伝えることが大切です。
エンディングノートに書いたなら、そのことを家族や周りの人に伝えておいて下さい。
パートナーだけでなく、友人や、もしかしたらこの先お世話になるかも知れない医療者や介護者にも自分の気持ちは言葉にしないと伝わりません。
周りの人には感謝の気持ちを忘れずに接していくことで、自分の幸せな結末(最期)に結びつくのではないでしょうか。
ご縁があって一緒になった結婚相手。
これからも楽しく夫婦をやっていこうじゃないの。
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*おひとりさまの終活
人間誰しも死ぬ時は一人といいますが、亡くなる前後に面倒をみてくれる人がいるかどうかは大切です。
自分の希望や思いをエンディングノートに書いていたとしても、それを実行してくれる人がいなければ、それらを叶えることはできません。
「おひとりさまの終活」は誰に託すのかが重要なポイントになります。
パートナーや子どもがいない場合、身内だと甥や姪に頼ることになると思います。
また、地域の世話人や友人・知人になるかも知れません。
どちらにしろ、日頃から万一の際にお願いすることを伝えておきましょう。
自分より若い世代の身内や友人とコミュニケーションをとっておくことも必要です。
人間関係は1日にしてできるものではありません。
日々のお付き合いの中で築き上げていくものです。
近所の集まりやボランティアなど、健康で動けるうちは積極的に参加しましょう。