「終活」と聞けばエンディングノートを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
最近では書店や文房具屋さん、100円ショップでも売られていて簡単に入手することができます。
また、市役所で配布していたりインターネットからダウンロードできるものもあるのでお金をかけず手にすることもできるようになりました。
自分の思いや希望を家族や周囲に伝えるためのエンディングノート。
私は終活の中でエンディングノート作成を一番お勧めしています。
普段、自分の思いを家族に話さない方でもエンディングノートに記載しておくことで確実に伝わります。
エンディングノートとは、旅立つ者が残された者へ書くノート。
そして自らの人生を振り返ることによって、これからの人生をより良く生きるための道標になるものです。
ここで気を付けたいのは、エンディングノートに法的な効力はないということ。
遺言書とは違います。
しかし、その分気軽に書くことができます。
何度でも書き直せます。
時間の経過とともに考えていることも変わってくることがあるでしょう。
その場合でも書き直せばいいのです。
遺言書のように法的な効力はなくても、家族や友人、これからお世話になるかも知れない介護者や医療者にあなたの思いや考えが伝わり、理解を深めることができます。
家族がエンディングノートを手にすることで本人の意思を確認でき、迷いや様々な決断の後の後悔が少なくなります。
自分のためだけではなく、家族のためにもエンディングノートは必要なのです。